【桃の節句・ひな祭り】カラフルな郷土料理・お菓子「しんこ」

佐渡では昔から食べられている「しんこもち/しんこ/おしんこ/型おこし/おこし/おこし型」。

集落によって呼び方はさまざま。ちなみに外海府の我が家は「しんこ」と呼んでいます。

我が家では毎年、ひな祭り前になると作り、3月3日にはお雛様の前に雛あられなどと共に飾ります。

お家によって作り方は色々あると思いますが、家の場合は【だんご粉:もち米粉=7 : 3】を混ぜて水を加えて良く捏ねて作ります。

この時にしっかり捏ねることによってモチモチとした食感がうまれ美味しくなるのです。

まずは好きな型を選び、濡らして硬く絞ったさらし布を敷きます。

好きな色を組み合わせて型に入れ、

ギュッと押して椿の葉を表面が下になるように乗せ、

庭から採ってきた椿の葉

これをヒョイっとひっくり返すと、

こんな具合に仕上がります。

こんな感じで思い思いの「しんこ」を作成。

この練り物に食紅を加えて色を付け、代々伝わる木製の木型に入れて型を取り、蒸し器で強火で20~30分ほど蒸してできあがり。

可愛すぎて食べれない(笑)

練り物に砂糖を入れるご家庭もあるようですが、砂糖を入れるとカチカチに硬くなってしまうので我が家では砂糖を入れずに蒸します。

あと、家によっては中に餡子を入れて作るご家庭やみたらしの甘いタレで食べるお家もあるようです。

出来上がったしんこもちに砂糖を付けて頂くのですが、これがまた美味しい!

柔らかいのですが適度に弾力があり、モチモチしてて食べ応え十分。

見た目も鮮やかで可愛らしいですよね(^^)