
「せっかく佐渡に来たのだから、佐渡らしい民芸品のお土産を買いたい」
そんな方におすすめなのが相川・京町通りにある手作り工房「 其蜩庵(きっちょうあん) 」。

京町通りの中腹にあり、坂を上っていると左手に看板が見えてきます。
中には裂き織、無名異焼、絵画、手作りバッグ等などが勢ぞろい。

入ってすぐに古布を使った草履(小、大、特大)があります。

綿を基本に作られているので足なじみが良いんです。汗を吸い取ってくれるので夏場のルームシューズとしても役立ちますよ。

右奥には竹かごなどの工芸品もあります。かごバッグなどは春・夏・秋と活躍してくれる場面が多そうです。

佐渡でとれる赤土を使って焼き上げた無名異焼の陶器はいろいろな色や柄、サイズがあり、どれにしようか迷ってしまいますね。

こちらも他の窯の焼き物でお茶わんからお皿まで様々なものが勢ぞろい。

奥の部屋に進むと古民家にあった骨董品と地元のアーティストによるポストカードなどが並べられています。


古文などに出てきそうな火鉢や灰入れも!右横にあるのは。。

「金鍔(きんつば)」と呼ばれるお菓子を作る時の焼き型。「きんつば」は小麦粉を水で溶かし、油をひいて中に餡子を入れて焼いた和菓子のこと。

金鍔(きんつば)とは
焼き菓子の一種。金鍔焼ともいう。 17世紀後半に京都でつくられた。小麦粉の皮であんを包み油を敷いた金属板の上で焼いた銀鍔が初めといわれ,江戸時代後期に江戸へ伝わってから金鍔といわれるようになった。
シンプルですが美味しく、佐渡では昔からお茶菓子として親しまれてきました。
左手の部屋に入ると裂き織の製品が飾られています。コースター、長財布、ミニバッグなどいろいろ。

小銭入れや名刺入れもあります。色と柄がレトロですね。1つとして同じものがないので、他の人と被らないものが欲しい方におすすめ。

左手にはペンケースや化粧ポーチが。


バッグ類も多く、トートバッグ、ショルダーバッグなどがあります。作りもしっかりしていて丈夫ですよ。

ちなみに、これらの裂き織商品はこういった糸からできています。

藤色、半色(はしたいろ)、萌葱色(もえぎいろ)など雅な色がたくさん。地元の椎さんが機織機をトントンカラリと使い、丁寧に織り上げています。

余談ですが、昔話「鶴の恩返し」は佐渡のお話で、鶴がトントンカラリとしていたのが裂き織のようです。

吊るし雛も優しい風合いのものが多く、見ているだけで癒されます。

長く大事に使って頂けそうなお土産がある「其」、相川方面にいらした方はぜひ立ち寄ってみて下さい。
TEL:0259-74-2550
営業時間:10時~16時
営業日:水、金、土、日曜日の午前
定休日:月、火、木、日曜の午後
※12月~2月は休み