
昨日、佐渡病院に子供の予防接種で行ったのですが正面入口にこんなスペースが設けられていました。

貼り紙によると、
・熱
・強いだるさ
・息苦しさ
・新型コロナウイルス患者と濃厚接触した
・2週間以内に島外より来島した
これらの症状がある人(通院中の方も含む)は総合受付の前にこちらの専用受付に行く必要があるよう。
首都圏をはじめ「緊急事態宣言」や外出・移動の自粛が求められていますが、佐渡では新型コロナウイルス感染症に対してどんな動きなのかが気になりますよね?
病院のいたるところには新型コロナウイルス感染症に対する佐渡総合病院の方針についてのポスターも貼られていましたが、こちらについてまとめてみました。
Contents
佐渡島外から来た人、島外へ出かけた方への対応について

多くの人が集まり医療従事者が多い病院での感染拡大防止のためにもみんなの協力が必要です。
受診する人の状態によって佐渡病院を受診できるかどうかもチェックできるので参考にしてみて下さい。
次の方は受診ができるようです。
※感染流行地域とは、1.国外、2.感染が拡大している地域(緊急事態宣言が発出された都府県など)
※自宅待機とは、買い物・銀行など生活に必要な場合や散歩を除き、外出を控えること
※濃厚接触とは、感染流行地域の滞在者(2週間以上、症状がないものを除く)または新型コロナウイルス感染者(疑いを含む)と2m以上の距離で5分以上一緒にいた(密集・密閉した場所も同様)
※病院から来院を依頼した場合やお看取りなど個別に対応することがある
※条件に当てはまっても面会は1~2名に限定
佐渡島外に居住されていた方(里帰り分娩を含む)
感染流行地域から来た
居住していた地域で2週間以上自宅待機しており、かつ発熱などの症状がない方は受診可能
上記以外から来た
直近2週間以上、濃厚接触しておらず、かつ発熱などの症状がない方は受診可能
佐渡島外に出かけた
感染流行地域から来た
出かけた先の滞在居宅または佐渡に戻ってからの自宅で2週間以上待機し、かつ発熱などの自覚症状がない方は受診可能
上記以外から来た
直近2週間以上、濃厚接触しておらず、かつ発熱などの症状がない方は受診可能
帰省など佐渡島外の方が自宅等に滞在した場合の佐渡在住者
感染流行地域から来た
来られた方が元の居宅で2週間以上待機し、かつ発熱などの症状がない、または来られた方が佐渡の滞在宅で2週間以上発熱などの症状がない方は受診可能
上記以外から来た
来られた方が直近2週間以上、濃厚接触しておらず、かつ発熱などの症状がない方は受診可能
佐渡島外に居住されている方の面会・付き添い
感染流行地域から来た
来られた方が島外の自宅で2週間以上待機し、かつ発熱などの症状がない方は受診可能
上記以外から来た
来られた方が直近2週間以上、濃厚接触しておらず、かつ発熱などの症状がない方は受診可能
受診できる条件に当てはまらない時はどうすればいいの?
受診できる条件に当てはまらない時は(薬がないなど困ったとき)は電話で相談下さいとのこと。
★佐渡病院総合案内の電話番号は 0259-63-3121(8:30~17:00)
紹介状などの情報があれば電話で薬を出すことも可能のようです。
救急車が必要なくらい重症な場合は?
救急車が必要な重症患者は制限なく診療を行うそうです。
わたしたちができる日常生活の注意点は?

新型コロナウイルス感染症を拡大させないためにわたしたちができることで特に大事なことが次の3つ。
・人混みを避け、どうしても出かける時はマスクを着用
・熱・咳などの症状がある時はマスク着用
※感染が流行してる地域に出かけた、またはその地域から来た場合は、2週間自宅待機して体調チェックを!
※症状が出たなどの問題がある時は「帰国者・接触者相談センター」へ電話し相談を!
佐渡総合病院の方針と2020年4月12日現在の想定は?
基本方針
- 職員の感染を防ぎ、佐渡病院の機能をできるだけ維持する
- 感染の拡大を防ぎ、治療できる重症患者にできるだけの医療を提供する
現在の状況
- 熱や咳などの症状がある、島外に出かけた、島外から来た患者さんは玄関の専門受付へ行っていただきます(通院中の患者も含む)
- 症状がある、心配な時はすぐ受診せず「帰国者・接触者相談センター」へ相談
- 面会禁止中です、やむを得ないときは病棟入り口で申し出て下さい
佐渡で感染者が発生したら?
- すべての来院者は玄関の外に設ける専用受付を通ってきただきます
- 裏口は施錠し、正面玄関開錠は午前7:30とします
- 延期できる検査・入院・手術は順次延期します
- 退院できる患者さんには退院を勧めます
佐渡で感染者が増加したら?
- 病院は緊急体制になります
- すべての来院者(患者以外も)は玄関の外に設ける専用受付を通ってきただきます
- 外来診療を縮小し、状態が落ち着いている定期通院患者さんには電話による状態確認・お薬処方・次回受診予約に切り替えていきます
- 緊急性が低い検査・入院・手術は延期または中止します
- 退院できる患者さんは退院していただきます
- 重症患者の診療を優先し、軽症は自宅待機を勧めます
佐渡で感染者が爆発的に増加したら?
- 外来診療は休止、検査・入院・手術は緊急の場合のみとします
- 職員の感染も増加する為、従事できる職員数で可能な医療を調整しながら進めることになります
- 島外への患者搬送も困難になると予想されます
まとめ
佐渡島は病院等の医療機関や医療従事者も限られていて、新型コロナウィルス感染症に対応できる施設や人には限界があると思います。
島民と来島者、そしてその家族や大切な人たちを守るためには私たち一人一人の行動が大切になります。
そして、これこそが新型コロナウイルスを収束させる大事な一歩になるかもしれません。
新島村長 青沼邦和さんがおっしゃっているように、今は「命を守るために必要な時間」。
この時間を大切に過ごし、みんなで乗り行って行けたらいいなと思います☆