
新しい地に足を踏み入れると、ドキドキ&ワクワクして初めて見るものにロマンを感じます。
まるで自分が映画の中の主人公になったようで、レトロな建物や伝統・歴史を見ると映画の中に入り込んだ様な気分になりますよね?
そんな気持ちを最高に高めてくれるのが佐渡の相川町にある「Cafeガシマシネマ」。
ここは海外?今は昭和?京町通りにあるレトロシネマ&カフェ

古民家が立ち並ぶ中でひと際目を引くのが翡翠色(ひすいいろ)の扉で出迎えてくれる「Cafeガシマシネマ」。

通りには上映されている映画の情報が貼られています。
門を入るとすぐに石臼の様な石や小さな池、桜や紅葉などの木々が見えます。

昭和10年代の木造平屋で、佐渡金山鉱山長の住宅だった家屋ということで歴史を感じますね。

建物の入り口にはランチやドリンクのメニューも。ランチ650円(税込)は財布にも優しいですね♪

玄関の戸を開けると、右手に靴箱があり、壁にはポスターが貼られていて、正面には古い映写機が見えます。

棚の上にあるトイレ案内が面白い。昔の拘置所前の公衆トイレも使えるよう。

この映写機は取り壊される前の町の開館にあったものですが、処分するとの事でもらってきたのだとか。

映写機の前には大きな招き猫がこんにちは。

左手の戸を開けると映画を上映している部屋があり、レトロな椅子がずらり。

ユニークな丸窓や

古ダンスがレトロ感を高めてくれてますね。

右手にある、押し入れを改装した棚の中にはお洋服をかけるハンガーや自由に使える膝掛けブランケットなども用意されています。

ちなみに、膝掛けが入っているのは昔の桶。古いものもこうやって再活用しているのがいいし、部屋にもよく馴染んでますよね。
この映画鑑賞ルームの廊下を挟んだ隣にはブックカフェがあり、色々な本がズラリ。

映画は月替わりで上映され、映画の内容に合わせて建物の中にあるブックスペースの本棚の内容も変わります。

カフェのテーブルは昔のミシンを活用したもので、テーブルの上には漢字が描かれていて和を感じます。

棚にはビンテージ風のラジオ機も置かれています。

あちこちに古きよきものが散りばめられていて、部屋を眺めているだけでも十分楽しい♪


奥にはドリンクを飲めるカウンターや

ちょっとつまむことができるお菓子も販売されています。

わたしは今日のランチである鶏香味野菜カレー(650円(税込))とビンテージアッサムの紅茶(350円(税込))を注文。

一緒に行った姉は今月のコーヒーである高円寺珈琲(350円(税込))をオーダーしました。

カレーはコクがあるけどさっぱりしていて、ココナッツの風味がふわりと広がります。
中辛くらいの辛さで大人の味かもしれません。

ゆったりと淹れる紅茶も贅沢で、ひと口ひと口大事に頂きました。

今回は1時間くらいしかいなかったのですが、今度はゆっくり来たいと思いました。
映画を見る方は季節によって変わるコーヒーやドリンクをゆったり味わいながら、どっぷり映画の世界に浸ることができます。
映画を見なくても、上映中にブックカフェを利用して好きな本を読みふけったり、庭を眺めながら手作りのヘルシーなカレーランチを美味しく頂くことができます。

映像と文学、食が合わさった不思議な空間で最高のエンターテイメントを楽しむことができる「Cafeガシマシネマ」。
土曜日や日曜日はもちろん、定休日の月・火以外は基本やっていますし、旅の途中でふらりと訪れてみてはいかがでしょうか?
大人1000円(税込)、高校生以下500円(税込)(1回鑑賞につき1ドリンク付き)
※定員20名 +200円(税込)で指定席予約も可能
未就学児無料
団体・貸し切りは要相談
「Cafeガシマシネマ」ってどこにあるの?

「Cafeガシマシネマ」は17世紀に金山で栄えた佐渡の相川町にある京町通りにあります。
こちらには駐車場がありませんので、近くの相川病院裏手の公営駐車場に車を停めて京町に入っていきます。
京町通りの坂を上っていくと左手に「其蜩庵(きっちょうあん)」という裂き織を扱う手づくり工房があり、その先にあります。
レトロな緑色の扉が目印です。

シネマ × 図書館 × カフェという映像と文学と食が合わさった空間の中で、非日常の体験を思う存分味わいたいという人はぜひ来てみて下さい☆

TEL:0259-67-7644
定休日:月・火
営業時間:(9:30開店)10:00~16:00