相川の伝統・文化に触れる☆京町通りの「ぎゃらりー和」

佐渡の歴史を知る上で欠かせないのが佐渡金山ですが、同じ相川地区に京町通りという金山が栄えた時のメインストリートがあります。

17世紀にタイムスリップ!相川金山と奉行所を結ぶ「京町通り」

その京町通りの中腹にあり、この地域の伝統や文化に触れる事ができるのが街並み保存センター「ぎゃらりー和」。

ここには、竹細工などを中心とした民芸品や工芸品などが多く飾られています。

お店に入ってすぐの右側にはちょっとした座敷があり、竹細工の様子や骨董品を見る事ができます。

壁には竹細工で作ったインテリアが。色と模様がモダンで都会のインテリアにも合いそう。

左側の下には佐渡にしかない珍しい軒瓦があり、火よけ瓦や皇室に関係した建物に使われた十六葉菊印の瓦があります。

この日は5月ということもあり、佐渡の古民家にあった五月人形が飾られていました。

木でできた五月人形もあり、木工パズルの様に細かいピースがいくつもあり、それぞれのパーツが土台の六角形の箱の中に納まります。

木製の人形は柔らかみがあり、見ていてほっこりしますね。

こんな立派な鎧兜も。

ちなみに、この建物は京町通りで唯一、格子が残っている建物とのこと。

木製のこいのぼり越しにある格子

古布を生かした和テイストの手作りブローチも素敵ですね。

こちらはペーパークラフトで作られたお花の飾り物。ご近所の方が作られているそう。

古だんすも古民家から出てきたもの。味があります。

着物生地で作った布玉を入れた鬼灯(ほおずき)の飾り。裂き織の敷物の上に置くと上品でおしゃれに☆

古布で作った飾り物も色と柄がポップで可愛い。

1000個以上の布花で作られた吊るし雛は圧巻!

お店の奥には佐渡に伝わる国の重要無形民俗文化財の1つである「文弥人形」が飾られていました。

金山で賑わっていた佐渡では、江戸中期から寺社などの祭で人形芝居が行われていました。

文化や伝統にご興味のある方はもちろん、京町通りや金山に来られた方はぜひ立ち寄ってみてください。

京町通り
住所:新潟県佐渡市相川(上京町・中京町・下京町 )
最寄りのバス停:佐渡版画村(本線、七浦海岸線)から徒歩1分