
佐渡島は世界各地で公演を行っている和太鼓グループ「鼓童」のいる場所としても有名です。
彼らの歴史も見る事ができる「太鼓交流館」では一般の人が実際に太鼓を体験できるワークショップも行っています。
音楽が好きな方はもちろん、せっかく佐渡に来たのだから佐渡の芸能にも触れてみたいという方はぜひ体験してみて下さい。
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「太鼓交流館」での太鼓体験ワークショップについて

「太鼓交流館」は正式には「佐渡太鼓体験交流館」と呼ばれ、別名「たたこう館」と言われています。
名前の通り、ここでは佐渡を拠点に国際的に活動する太鼓芸能集団 「鼓童」の経験と蓄積を活かた太鼓体験ができます。
具体的には、太鼓をつかって様々なゲームに挑戦したり、一緒にいる人と心を一つにして叩いたりして太鼓に触れながら楽しみます。
太鼓が初めての方でも気軽に参加できますし、子供や年配の方までどんな方も楽しめるプログラムとなっています。
ここでは以下の3つのコースから選ぶことができます。
個人コース(60分)
少人数や個人のお客様向けの、約1時間のプログラム。
家族や友人と一緒に参加してもOKですし、一人でもご参加できます。
体験時間:土日祝日は1日3回 (①10:00〜、②13:30〜、③15:00〜)
平日の場合は、申込みフォームの「ご質問・ご要望」の欄にて要相談。
料金:2,000円(税込)/人、小学生1,000円(税込)/人 ※未就学児は無料(大人同伴で参加)
定員:25名まで
*2日前までに要予約
*他のお客様と一緒に体験する場合があり
団体コース(90分)
しっかりと太鼓を体験できる団体向けのプログラム。
子供会や地域の旅行、会社の研修としてなどにおすすめ。
対象年齢:小学生以上(未就学児は応相談)
料金:40名まで 2,100円(税込)/人 、41名以上 1,800円(税込)/人
対象人数:10名~80名
修学旅行コース
修学旅行向けの体験プログラム。
対象:小学生、中学生、高校生
料金:2,100円(税込)/人 (35名以上 1,800円(税込))
対象人数:10~80名
大佐渡山脈と真野湾を一望できる心地よい空間で太鼓を叩けるのはとっても貴重な体験ですし、樹齢推定600年のケヤキから作られた太鼓を叩ける機会は滅多にないと思います。

実際に太鼓を教えてくれる講師の方は明るく元気な鼓童メンバーのサミーちゃん(日本人)やよねちゃん。
講師というよりも仲間の1人という感じで和気あいあいとしながら楽しく体験ができます。
体験を終えた後は参加者全員が笑顔になっていますし、一体感や達成感も味わうことができるのでおすすめです。
Tel. 0259-86-2320
Fax. 0259-86-2385
時間: 火~日曜日:9:00~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
*バリアフリー、身障者用トイレや無線LANも完備
Email: info@sadotaiken.jp
公式サイトはこちら
和太鼓で有名な「鼓童」について

太鼓体験での講師を務めるサミーちゃんやよねちゃんも属する「鼓童」ですが、太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団のこと。
「鼓童」とは、人間にとって基本的なリズムである心臓の鼓動から音(おん)をとった名前で、大太鼓の響きが母親の胎内で聞いた最初の音をイメージしています。そして「童(わらべ)」の文字には、子どものように何ものにもとらわれることなく無心に太鼓を叩いていきたいという願いが込められています。
参照:Kodo
1981年、ベルリン芸術祭でデビュー。以来50の国と地域で6,000回を越える公演を行なってきました。なかでも、多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」をテーマとした「ワン・アース・ツアー」は、世界各地で3,900回を数えています。劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」、ワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスほか異なるジャンルの優れたアーティストとの共演や、世界の主要な国際芸術祭、映画音楽等へ多数参加しています。
また、舞台活動だけでなく、佐渡島でも「アース・セレブレーション(地球の祝祭)」を開催し、国際交流や地域振興に貢献しています。
佐渡最大の太鼓フェスティバル「アースセレブレーション」
先ほどお伝えした「アース・セレブレーション(地球の祝祭)」ですが、今年の予定は以下の公式サイトでチェックできます。
佐渡島に色々な人と音楽、芸術が集まるスペシャルな3日間となりますので、ぜひ参加してみて下さい。
アースセレブレーションの詳細はこちら
佐渡の太鼓の歴史について

佐渡島は鼓童で有名なことは分かりましたが、実は歴史的に見ても古くから太鼓と深いつながりがあります。
島内各地で行われる祭りでは「鬼太鼓」が舞います。
佐渡島の鬼太鼓は約500年前からあると言われていて、同じく佐渡芸能として古くからある能に影響を受けて独特の振り付けが加わり現在の鬼太鼓が完成したようです。
鬼太鼓のグループは島全体で120組もあるそうで、鬼太鼓は悪魔を払い、五穀豊穣や商売繁盛を願って神社の祭りの際に奉納されます。
悪を太鼓の中に封印するという意味もあり鬼は力強く太鼓を叩きます。
まとめ
世界的に活動する和太鼓のメンバーと共に太鼓を叩くことができる体験はなかなかないと思いますし、樹齢推定600年のケヤキを見て触れる機会もとっても貴重だと思います。
ゴールデンウィークや夏休みなどは予約がいっぱいになることもあるので、興味のある方は早めに問い合わせてみて下さいね。