
佐渡島は自然豊かなことでも知られていますが、島内にたくさんあるお寺でもその自然美を味わうことができます。
佐渡・南西部にある真言宗のお寺「蓮華峰寺」は別名「あじさい寺」とも呼ばれています。
名前の通り6月下旬~7月上旬の梅雨時期になると約3000坪の敷地に7000株のアジサイが美しく咲き誇ります。

大門をくぐると両脇にたくさんのアジサイが現れます。

わたしが訪れた時は6月後半だったのですが、6割くらい咲いていました。

ちなみにこのお寺は佐渡島が皇城の鬼門にあたることからお寺を建てて呪縛を解くために806年に空海(弘法大師)開山したという伝説があります。

入り口前にはケヤキの木があり、その裏には『人知れずケヤキを抱くと子供に恵まれる』という「小授け地蔵」があります。


金剛寺(大阪)や室生寺(奈良)とともに真言の三大聖地と呼ばれていて、「弘法堂」や「骨堂」など国の重要文化財「八角堂」などの有形文化財に登録されている建物がたくさんあります。


右手には八角堂が見えますね。


八角堂の屋根には雲の中にいる竜が表現されています。

左手には温厚柔和な顔をした6地蔵が並んでいて見ているだけ癒される。


お地蔵さんを左手に坂を下ると、左側にたくさんのアジサイが現れました。
人生でこんなに沢山のアジサイに囲まれる機会はそうないかも!



坂をさらに下ると大きな番犬に出会いました。最初はワンッと鳴きましたが、その後は尻尾をフリフリ。優しい目をして可愛かったです。

ワンちゃんのいる場所からぐるりと周り右手方向に進むと、楓などの木が。きっと秋も美しいんでしょうね。

さらに進むと色々な建物や池がでてきました。



池の中には蓮の花が咲いていて、薄青のイトトンボなどが飛び回っていました。風情がありますね。


紫と白の美しい紫陽花も池の周りを縁取っていてキレイでした。


蓮華峰寺を歩いている間、何度かボーンボーンと鐘が鳴る音が聞こえましたが、その音が優しく穏やかな気持ちになれました。

6月後半~7月初旬に佐渡島にお越しになられる方は蓮華峰寺のアジサイもお楽しみください☆
・最寄りのバス停:小木温泉前(赤泊線、小木線、宿根木線)から徒歩30分
・駐車場:100台
・トイレ:駐車場にあり